文章作成とか、日記とか、忘備録とか。

文章を書くブログ。ついでに日記だったり、忘備録だったり。

そんな感じ

本を読んだよ。

 

母性 (新潮文庫)

母性 (新潮文庫)

 

 湊かなえの母性を読んだよ。思うのだが、これは母娘に限った話ではないのではないだろうか。この本で表現されているのは一例で、その他の関係性であっても形は違えど、こういったことは起こるのではないだろうか。もちろん、話中での表現や出来事自体は、大げさというか、そこまでするか、というものが多々あったりするが、それぐらいの勢いで書いてくれることで、より納得感が出てくるのであった。人間、何を考えているかなど、誰にもわからないのである。誰かの見ている赤色と、自分が見ている同じ部分の赤色が果たして同じように見えているかなど、わからないのである。だからこその人間であり、人生なのだ。それを改善しようとすることも愚かなのであろう。

内容量は薄いが、アプローチから、内容を膨らましているような作品だと思い、またそれも含めて、面白い作品だった。

 

最近は心が死んでいる。生きることに頭が回らない。心を保つことで、一杯一杯なのだ。どうすればうまくいくのだろうか。どうしても譲れないことは、人生の中で1つぐらいあるものだ。それとの関係というのは、いくら自分がうまくしようと思っても、不確定要素というものは常に潜んでいる。それを全て薙ぎ払って進むことは、出来ないのであろうか。そんなこんなで、心が疲弊している。

 

疲れるなあ。