えいがえいが
映画。
残穢を観た。原作は未読。著者が小野不由美ということでそんな気はしていたが、案の定、ホラーではなかった。ホラーよりの、ホラーチックな、ホラー感のある、ミステリだ。いやまあそんな気はしていたのだけれど。穢れに触れると伝播する、触穢(そくえ)と呼ばれる概念を書いた作品。この言葉1つで説明される。むしろこの言葉自体がネタバレな気がしてきた。しまった。ミステリだから、先を読みたくなる。あれこれ考えながら見ることが出来た。そうはいっても、この手のものは、結局なんだっていい。家だったり、携帯電話だったり、VHSだったり。そういう意味では、数あるホラー作品を、ミステリという形で包み込んでいる作品とも思えた。橋本愛がかわいいので、彼女を見るだけでも価値のある作品。
やたら脅かして来たりする映画ではないので、そういったホラーが苦手な方もぜひぜひ。