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映画なんて

見た。映画を。

 

www.foxmovies-jp.com

オデッセイを観た。原題は"The Martian"。というか、字幕で見ていたから、というだけの理由かもしれないが、なぜ日本語のタイトルはオデッセイなのだろうか。原作小説も"火星の人"だ。なんで?

まあとにかく、この映画は結果よりも過程を楽しむ映画。それを楽しめる人なら見るべきだと思う。ネタバレというほどでもないけど念のため、以下ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直やたら面白いかといわれると、そうでもない。結果は読めているし、そこまでハラハラするシーンも少ないからである。ただ、主人公が植物学者(not real science)というところが大きなポイントで、彼がどのようにして、地球に帰還するか、というところに関心を抱いてみるべきである。生還することはわかっているのだから。またこれが植物学者でなかったらどうするかというのも気になる。そういえばしょっぱなから微グロだった。耳がちょん切れたり身体がバラバラになったり自身の足首をサビサビの糸鋸でごりごりするよりも、こういった腹に空いた少しの傷穴をほじってぐりぐりするほうがグロいし痛い。痛々しい。しかしまあ宇宙とは広いということに気づかされた。火星なんて、太陽系内にしたって地球から近いほうなのに、この絶望感である。ああ、そういえば、もう少し改善してほしい点としては、やはり主人公の内面を書き出してほしかった。希望と絶望の狭間で葛藤して、そのうえで希望に向かう、たとえどんな逆風でも。的な感じにしたほうが良かったのではないかと思う。というのも、かなり最初に、生を決意し、そこからはかなり楽観的というか、決して楽観的というわけではないのだろうけれど、植物学の知識をもってすれば全然へっちゃらだぜ、みたいな感じがすごく、全然絶望感が無いように思えてしまった。原作がどうなっているのかは、読んでいないのでわからないけれど、そういう内面の心情推移をもう少し見たかった。

 

とはいえ、面白い映画であることは違いない。